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野沢菜漬け
わたしの出身地、長野県の名物の一つに「野沢菜漬け」があります。
野沢菜はその名のとおり、長野県北部の野沢温泉村を中心に栽培されているお菜。わたしの実家がある長野市近辺でも、毎年冬の入り口頃になると、その家の家族が一冬食べる分だけの野沢菜漬けを、「大樽」にいくつも作っていたものです。
なぜ「大樽」かというと、この野沢菜漬け、現地では3度の食事はもちろん、お茶受けとしても食べるからです。しかも長野県の人の「お茶の時間」は1日に何度もある! まあ、地方によって差はあるでしょうが、わたしが生まれた長野市近郊では、少なくとも一日に3回(10時ごろ、3時ごろ、夕食後)はお茶の時間がありました。
こんな調子ですから、大量に漬けないと、とても春まで持たなかったのです。
とはいえ、この風習も、今では昔の話になりつつあります。最近の若い人は、漬け物なんてあまり漬けないでしょうからね。だから、野沢菜漬けもお店で買って食べているのでしょうが、買うと結構なお値段なので、「毎日3食+お茶受け」ってわけにもいかないでしょうね――なんとも寂しい限りです。
現地の人が毎日毎日食べている野沢菜漬け、当然食べ方にもたくさんのヴァリエーションがあります。特にわたしが「ごはんの友」として気に入っている食べ方を2、3ご紹介しましょう。
(1)海苔巻き風
わたし的には、最高にご飯に合う食べ方。野沢菜漬けの葉っぱの部分を使います。
味付け海苔でご飯を巻く要領で、一口分のご飯を醤油をたらした葉っぱで巻きながら食べます。
(2)おにぎり
よく水を絞って刻んだ野沢菜漬けをご飯に混ぜ、おにぎりに。
とはいえ、現地のスーパーには「おむすびころりん 野沢菜茶漬け」というフリーズドライの野沢菜があり(通販で買えます)、これでおにぎりを作る方がポピュラーなんですが……。
(3)油いため
野沢菜漬けは時間が経つと発酵が進み、酸っぱくなります。それはそれで美味しいのですが、これを刻んでかつお節と一緒に油でいためたものは、これまたご飯のすすむおかずです。
(4)野沢菜納豆
納豆をきざんだ野沢菜で和えたもの。これも現地では割とポピュラーな食べ方です。野沢菜の酸味が納豆によく合います。
……あ、「2、3」って言ったのに、4つになっちゃった(^^;
つまり、野沢菜漬けにはいろいろな食べ方があるってことです。
野沢菜漬けは、今では1年中通販やデパ地下などで買えますから、ぜひお試しください。
by yukinko: 2007-12-23 19:09