さばの水煮缶
長野県民の「ソウルフード」の一つに、「さばの水煮缶」があります。
今では海のない長野県でも新鮮な魚介類が食べられますが、わたしが子供の頃は、今ほど流通事情も良くなかったので、新鮮な魚は高価な「ごちそう」。
普段食べる魚介類といえば加工品がメインで、ちくわ・かまぼこ・干物・缶詰、良くて塩漬け――その中でも結構な頻度で食卓に上ったのが、「さばの水煮缶」でした。
と、こんな書き方をすると、何だか不味そうですが、そんなことありませんよ。これ、いろいろ便利なんです。
さばには、血液中のコレステロールや中性脂肪濃度調整に役立つといわれるn-3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸のうちのEPA(エイコサペンタエン酸)や DHA(ドコサヘキサエン酸))が多く含まれているので、積極的に取った方がいいのですが、経験がある方にはおわかりのように、さばは煮ると独特のニオイがします。一言で言ってクサイ! 調理済みのものは臭くないし、おいしいんですけどね。
そこで「さばの水煮」の出番です。骨まで食べられるくらい柔らかいし、調理の手間も要りません。何より激安。100円しないこともしばしばだし。
うちではこんな食べ方をしてます。
(1)水にさらしたオニオンスライスと一緒に、醤油をかけていただく
簡単な一品ですが、ご飯が進みます。
(2)味噌汁に入れて
沸騰直前の味噌汁に入れてひと煮立ちさせるだけ。具はワカメとタマネギが合いますが、飯山市の方ではネマガリタケの味噌汁に入れるのが一般的のようです(以前テレビでもやってた)。缶詰の汁ごと入れます。ってか、汁がうまいんだよ、汁が。
うちの母は飯山の方の出身ですが、飯山の人はそれはもうさばの水煮をたくさん食べるそうで……。
そうか、さば缶ばっかり食べさせられたのは母の実家がそうだったからか。
姉妹品で「さばの味噌煮」もありますが、こちらもオススメです。もっとも汎用性では水煮の方に軍配が上がりますが。
そういえば、mixiに「全日本さばの水煮連盟」っていうコミュがあります。さばの水煮を本当に愛している人は入りましょう。
by yukinko: 2007-12-24 15:29